《MUMEI》

またしても、ましろの頭の中に昨日の映像が再生された。


腹の中から内臓が…
斬られる肉
食べられる自分


「嫌っ!思い出したくない!忘れたい!」


ましろはその場で座り込んだ。


シャワーは容赦なく、ましろを頭から濡らしていった。


「セツ…私…。」


「呼んだか?」


後ろから声がし、ましろは振り返った。


そこにはいつものセツが立っていた。

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