《MUMEI》

13:00
村木のキーパー練習。


体育館には僕と翔太と村木と佑香ちゃんの4人。


「用意出来ました。」


「お、ありがと〜。」


佑香ちゃんに頼んで用意してもらった物があった。


それは、


「ピンポン?」


「そ。」


卓球のボールだった。


「じゃどんどん行くから。」


「…はい。」


「ほい。


ほい。


ほい。


ほい。」


ノンストップでボールを投げる僕。


村木は最小限の動きでそれを抑える。


「意外に止められるもんだね。」


「えぇ!?


知っててやってるんじゃないんすか!?」


「や、フォームを固めるつもりでやってんだけど、」


こんなに止められるとは思わなかったんだよなぁ…

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