《MUMEI》

熱い……灼かれる……

猛襲する鞭と共に千石様の咥いが鼓膜に響いて震わせた。

疼通が尖端を溢れさせる。




いけない、

頭で分かっても言う通りには體はもう制御出来なかった……。


……迸しる液体が腹を湿らせていた。

自然と、涙が溢れ出す。
こんな卑しい體は自分のものでは無い……。


「――――――売女が。」

耳元へと、よく聞こえるように辛辣な一言を投げられた。
猿轡さえ無ければ舌を噛み切りたい。

小さくなる千石様の影を目で追いながら
そのまま、
意識を失った。

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