《MUMEI》 見つめられたまま‥ ウチは動けんくなってもうてる‥‥‥‥。 「なぁ、痛いてばっ‥」 ≪ハッ≫ 「////」 黒兎は顔を真っ赤にして──‥ ウチから手を放した。 それから‥ 暫く俯いて‥‥‥‥ またウチを見た。 髪で隠されてへん方の左目で‥。 そういえば‥‥‥ 何で黒兎は右目を隠しとるんやろ‥。 今までそないに気にしてへんかったけど‥‥‥ 何でなんやろ‥‥。 前へ |次へ |
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