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《MUMEI》 出会いあなたと出会った日。 今でも忘れないよ。 高校二年春。 桜満開。 私は学校にいくまでの坂道をのぼりながら、その桜をみていた。 真鍋りず。 私の名前。 高校に入学して一年。 女友達はたくさんできたけど、男の子と話すのはあいかわらず苦手。 テニス部に入って、毎日部活と勉強であけくれておわる。 周りのこはたくさん彼氏ができたりしてるのに。 いいな。 うらやましい。 あたしもいつか素敵な王子様が… 『りずせんぱーい!』 『夏子?』 『おんなし高校にはいっちゃいました!』 『まじで!?もちろん、テニスするよね!?』 『あたりまえじゃないですか!先輩とまた組みたいですもん☆ めっちゃくちゃ勉強したんですからね! ここに入るために〜』 夏子。 地元の中学でペアを組んでた後輩。 仲良くしてた。 まさか、また同じ高校になるなんて。 『また仲良くしてくださいね! んじゃ、クラス替え発表みてきま〜す』 『あっ!あたしもみにいかなきゃ!』 玄関前のクラス発表をみに走る。 『あっ!きたきた! りず〜!うちらまた同じクラスだよ〜』 『ゆき!ほんと!やったね〜!』 ゆきは高校から仲良くなったこ。 見た目からかわいくて、 男の子からも人気がたかい。 なぜか、となりの席になってから意気投合してそれからよくつるむ。 『…あっ、りず!』 『えっ…』 ドテーーーン。 激しくこけた。 『もう、りずったら あいかわらず〜(笑)』 笑いながら、ゆきがくる。 『いたたたた…ごめん、ゆき〜』 散らばった教科書を拾わなきゃ… 『あっ…』 風が吹いた。 桜がまう…。 …きれい。 『…あっ 教科書、教科書!』 拾おうと這いつくばってる私のとこに誰かがきた。 『…派手にこけたね。 はいよ』 ―男の声。 誰? 上をみる。 太陽のせいでよくみえないな。 『あっ…ありがとうございます』 『気をつけなよ。 真鍋りずさん』 そのこは 笑いながら あたしの頭の上に教科書をのせるようにして、去っていった。 『えっ…なんで あたしの名前…』 彼は去りながら 手を振りながら 下駄箱へ。 『りず!大丈夫?』 ゆきがくる。 『あっ…うん。 またドジしちゃった』 『あいかわらずだな〜りずは』 『あのさ、さっきのひと、あたしの名前知ってて…』 『さっきの人ってりず知らないの? サッカー部の岡野ヤマト!有名じゃん、かっこいいし! 時期キュプテン候補だよ!』 『そうなんだ… 知らなかった』 ヤマト。 今思えば、このときに私たち出会ってたんだね。 もっと早く、 もっと早く… あなたに出会えていれば、私たちは何か変わったのかな? 次へ |
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