《MUMEI》
背中
『りず、うちら6組だよ〜。しかも、岡野ヤマトとも同じクラスだし!
仲良くなるチャンスだよね、これ!』




『あっ…そだね。
てか、野球部の先輩はどぅなったの?』




『あっ、あれ?
ふっちゃった〜』




『また〜?もう〜』





ゆきと同じクラス嬉しいな〜。



そっか…





さっきの男の子と
同じクラスなんだ。





岡野ヤマト…







なんであたしの名前
知ってるんだろ。






教室にゆきとむかう。





2年6組。
ここでまた一年。
よろしくね、教室さん…





クラスに入ると


『あっ、ゆきちゃーん!
席決めはくじ引きだよ〜ん』



『ようすけ!また同じクラスだね〜!
りょーかーい!
ほら、りず、くじ引きひくよ〜』



ようすけは一年のときも
同じクラスだった男の子。


『ほら、りずちゃんもひいて、ひいて♪くじ♪』



『あっ…うん…』


箱にはいってる紙を
とってあけてみた。






7番。





『りず、7番?
一番後ろの席じゃん!
いいな〜。


あたし17番だし〜!
てか、一番前だよ〜』




ゆきが悲しい声をだす。



『勉強しろってことだよ(笑)』



『やだよ〜(笑)』






ゆきが席につく。




あたしもいこう。
7番…




7番…




ここだ。
窓際の一番後ろ。





ぽかぽか太陽が
あたって暖かそうな机と椅子。





前はどんな人が座るんだろ…





椅子に座る。
二年生かぁ〜…





一年どんなになるかな。
少しは成長できるな〜。






ガタッ。




前の席に誰か座る。




男の子。




…よし、ここは
苦手を克服していこ。




頑張って話かけてみよ。




『あっ…あの!
よろしくお願いいたします!!』





『…ぷっ。



いたしますって(笑)…』


『あっ、間違えた(笑)…』



『よろしくね(笑)
真鍋りずさん』





『…?






さっきの!!』





岡野ヤマトだ!!




『なんであたしの名前知ってる…』






『知ってるよ。
前も俺の前でド派手にこけてたし』




『えっ…はず…(苦笑)』





『よろしくね。真鍋りずさん』



ヤマトはニコって
笑って
あたしの前の席に座った。







男の子の背中…。








なんだろ、ヤマトの背中をみたとき、いつもと違う
ドキドキを感じた。






あれ?






どうしたんだろ、私。
ヤマトのさっきの
笑った顔が頭から離れない。








…ヤマトの背中をみていたい。

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