《MUMEI》

「勳羅が言っていることは、正しいですよ。」


「お前はなんで、ここにいたいって勳羅に言ったんだ?」


「それはこちらにも都合があります。あなたは何故そんなにも知りたいんですか?」


「当たり前だろ、存在しねぇはずの魔法が使えるガキがここにいるんだ。そりゃ気になるだろ。

そして、どういう過程があってそのガキを手に入れたのか。」


「手に入れたなんて、そんな俺が盗んできたみたいな言い方しないでくれないかな。」


「じゃあチビとはどこで会ったんだ?」

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