《MUMEI》
緑の瞳の双子
([]内は英語のセリフです)

[うわぁ! 可愛い女の子! 本当にお姫様だ!]

[おい、俺にも触らせろ!]

(え〜と、ここ、日本だよな…)


玄関で俺に抱きついてきた茶髪に緑の瞳の男と、その男を引っ張る全く同じ顔をした男はどう見ても日本人ではなく


会話も英語だった。


「ちょっと、二人共、ちゃんと後で紹介するから、とりあえず祐也から離れなさい!」


[[英語で言ってよ、志貴]]

二人は、『日本語わかりません』というジェスチャーをした。


[…離れろ。俺は、男だ]


仕方ないから、俺は英語で説明した。


[お姫様は、英語がわかるの?]

[誰が姫だ]


俺は


志貴に無理矢理付けられたウィッグを外した。


[ショートも似合うよ、お姫様。 ドレスも脱がなきゃ男ってわからないよ]

[お姫様の裸見たいな〜!]

「志貴、この変態双子何?」


俺は双子を無視して、志貴に質問した。


「「変態じゃない!」」

「日本語わかるんじゃないか」


(まぁ、志貴を知ってる位だし)


この双子は高山一族なのだろうと思った。


しかし、いくら彼等がハーフであっても


厳(げん)と、頼(らい)なんて渋い名前とは思わなかった。

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