《MUMEI》 またも奇声を上げていた。 「おっ前何年ぶりだ??」 ニコニコしながら蓮翔ちゃんが俺の頭を小突いて来る。 「百年振りじゃねぇ?!」 俺も蓮翔ちゃんの頭を小突き返した。 ガラッ その時、突然勢いよく教室のドアが開いた。 「おーし、授業始めるぞーー。」 「ゲッ、じゃまたあとでな。」 蓮翔ちゃんは軽く俺と手を叩いた後、 教室を出て行った。 なんだ、同じクラスじゃ無かったのか。 俺も渋々自分の席へ向かったのだった。 前へ |次へ |
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