《MUMEI》
気絶
ありえない事が起きるのが、普通なのが高山家なのだろうか。


「こんばんは」


申し訳無さそうに現れたのは


…まさかまさかの


屋代さんだったのだ。


「何だ、祐希も呼ばれてたんだ。
でも、さっきの…どういう意味?」


志貴は無邪気に果穂さんに質問した。


果穂さんは、笑顔で説明した。








「わ〜っ!! 志貴! しっかり!」


話の内容が、志貴には過激過ぎたらしい。


「…気絶は初めてのパターンね。意外と純情だったのね」


果穂さんは少し驚いていた。


「祐也はさすがに、俺と雅樹と沙希の事知ってたから冷静だな」


感心したように祐に肩を叩かれた。


「それにしても、冷静過ぎるような?」


(す、鋭いな、さすがに志穂さんの母親だ)


俺は、果穂さんに、いつから仲村さんと屋代さんの関係に気付いていたのか問い詰められた。


「クラスマッチより前よね?」


志穂さんにより、俺は、更に追い詰められた。


「すみません。引っ越した、…

その日、から、です…」

「わ〜っ!慎!倒れるな!」


気絶した仲村さんを支える屋代さんも、かなり精神的ダメージを受けていた。

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