《MUMEI》

部屋


セツは、ベッドの上に座り氷で顎を冷やしていた。


「あっ、ましろ…。」


セツはましろに気づくと冷やしていた氷を消した。


セツの顎はまだ赤くなっていた。


ましろはタオルで頭を拭きながら、部屋に入りセツの隣に座った。


「ねぇセツ…あなたは何者なの?」


「何者って罰神だけど…。」


「違う…そうじゃなくて、セツは…人間なの?」


セツは、目を見開きその後下を向いた。

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