《MUMEI》

琉輝椏様は

そっと僕を降ろしてくれてから──

目を細めて指輪を見つめていました。

「ふふっ(微笑)」

「琉輝椏サマ??」

「まさかお前に指輪を貰う事になるとはな(微笑)」

≪ドクン≫

「‥ぁ、えと‥」

「?」

「どうしても‥、ぉ、お礼をしたくて‥///」

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