《MUMEI》

『ニナータは本当に、アルファンノさんが好きなんだな。』


「すすす好きっ!」


ニナータの顔は真っ赤になった。


「お兄様は好きっていうか憧れの人っていうか、あっでもやっぱり好きっていうか…。」


『妹にそう思われているお兄さんは幸せものだな。』


「ああ当たり前でしょ!お兄様はすごい人なのよ!」


「どう凄いんだ?」

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