《MUMEI》 「これで、両手が入るのであります。」 ましろは、声を上げることも、顔を上げる力もなくなっていた。 意識がどんどん薄くなってくる…。 「お姉ちゃん、まだ死んじゃダメであります。」 紗菜由は、小さな両手を斬った所から、中に入れた。 「ぐぇっ!!!」 ましろは血を吐いた。 紗菜由は 優しく心臓を握った。 ドクンドクン 心臓は 紗菜由の手の 中で動いている… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |