《MUMEI》 残された謎ドラミは嵐の如く過ぎ去った一日を振り返ってみた…。 「えーっと……まずは…」 ドラミはメモリーに記されたスネオの回想録から、残された疑問点を一つずつ整理してゆく…。 「――…出来杉がスネオさんと街を歩いていたときの謎の行動…。 …彼は何かの木の実を口に含んだ…。 …そして目を閉じて意識集中していた…。 …まるで瞑想に耽るように…。 …彼は何をしていたのかしら? …そのドングリのような木の実って、いったい…?」 木の実にまつわる出来杉の謎の行動…。 それらの疑問符はドラミの中で、繋がりそうで繋がらない、もどかしいジレンマとなって唸り始める…。 前へ |次へ |
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