《MUMEI》
闘技大会第一日目後編
アクトが控え室に戻るとアティが話し掛けて来た

「お帰りアクト、一回戦突破おめでとう」

「有り難う姉さん、姉さんも頑張ってね」

「任せなさい!」

アティは第五回戦目で相手は前回の優勝だった

「第五回戦両者前へ!」

闘技大会の客達のざわめきが大きくなった、そして客の1人が

「可哀想に嬢ちゃん下手すりゃ死ぬぜ…」

と言ったのがアティの耳に届いたするとアティは客に対して怒りを露わにした

「今…死ぬったやつ…お前が死ぬか?私がこんなぼうやに負けると思ってるのか!?」

その声を聞きアクトが入場口から顔をだした

「姉さん言い過ぎだよ、闘う相手に失礼だよ」

アクトの声が聞こえてきてアティは相手と向き合った

「さぁこの試合は見物ですよ〜!前回優勝者のノームさんに対して年端も行かない女の子がぼうやと呼んだ上に勝利宣言までしてしまいました〜!!」

アナウンサーの言葉でより一層ざわめきが増した

「嬢ちゃん…殺してやるぜ!」

「あんたに殺れるかな?ぼうや」

ノームは腰にさしていた剣を抜いたそれをみてアティはディアボロスを取り出した

「姉さん、殺しちゃ駄目だよ…」

「善処する」

「第五回戦fight!!」

合図がなった後鉄が激しくぶつかり合う音が数回した後ドゴッという鈍い音がした

「こんなのが前回の優勝者だなんて期待できないわね〜」

ムスッとした顔でアティが立っていた

「勝負あった!予告通り女の子が勝ちました!」

とそんなこんなで闘技大会第一日目は終了した

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