《MUMEI》

「何かおるんやろか‥(汗)」

「そのようですね‥」

≪ビクビク‥≫

「泥棒やったらどないしょ‥(汗)」

「下がっていろ」

「黒兎‥?」

「俺が偵察して来る」

「ちょ‥(汗)」

ウチの言葉には耳を貸さんと‥

黒兎は‥

取っ手に手をかけた。

≪ギィ‥≫

≪ハッ≫

ウチは‥‥

ビックリした。

「グレイ‥!?」

「にゃ〜♪」

「アンタ‥何でこんなトコに‥(唖然)。‥ぁ」

そのお皿──‥。

「犯人はコイツのようだな」

「へ‥」

「見ろ、桜桃のジャム塗れだ」

「ぁ‥ホンマや‥」

ウチが呆気にとられとると──

グレイは‥

満足げに笑うた。

ウチらも──

思わず笑うてもうた(苦笑)

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