《MUMEI》

バンっ


勢いよく病室の扉が開いた。

「父さん……。」

続いてもう一人、中年の男の人が入って来た。

背が高く、いかにも紳士的なオーラを放っている。

「父ちゃん……」

俺の隣りで友達が身体を震えさせている。


しばらくの間、沈黙が続く。









「何をやっているんだ!!」

張り詰めた空気を破ったのは、




俺の父さんだった。

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