《MUMEI》

「忘れてたのかっ!!
お前は普通では無いことを!!」


「…すみません。」


「簡単に凡人の前で身体をさらけ出すからそのようになるんだ。」


「…はい。」

「いいか!!お前は特別なんだ!」

「はい…」

すると間髪いれずに…

「お前もだっ…」

物凄く低い声が周りの空気を揺るがした。

「ごめんなさぃ…」

友達は相変わらず身体を震わせている。

目は細く、今にも泣き出しそうだ。

「人様になんてことを…」

つかつかとこちらに向かって来た。

そして、友達の胸ぐらを掴む。

友達の身体が宙に浮いた。

「お前は特別なんだぞ!!」




……え?………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫