《MUMEI》

「お前なぁ自分で話題ふっといて、最後は他人任せかよ。」


「「お願い慧漣君!」」


「分かったよ!」


慧漣は無言で塁羅に近づいた。


「きっとその力は、神様からのプレゼントなんじゃないのか?」


慧漣は頭をかきながら、恥ずかしそうに言った。


「神様?」


塁羅は目を見開いて繰り返した。


でもすぐに悲しそうな顔をした。

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