《MUMEI》

「神様って意地悪ですね、僕に得体の知らない力を与えるなんて…。」


塁羅の目にはうっすら涙が溜まっていた。


すると前にいる、紫吾、綺嘉の方に行った。


「「これって逆効果!慧漣君!どうしよう!!」」


「鍍蓑のうるせぇ!お前が頼まなきゃこんなことなんなかったんだよ。」


「「えぇ〜僕のせいにするの〜。」」


鍍蓑は今にも泣きそうな声で言った。


「鍍蓑、ちょっと入れ替わるぞ。」

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