《MUMEI》

「あっおかえり慧漣君。」


慧漣は鍍蓑の中に戻ってきた。


「そのどうだった…、塁羅君の頭の中…。」


鍍蓑は気まずそうに聞いたが、本心は知りたいと思っていた。


「「記憶の映像に入ってきたが、最近の映像しかなかった。」」


「それってどういうこと?」


「「沢折塁羅、過去の記憶がない。自ら閉ざしているみたいだな。もうちょっと奥に入り込めば分かりそうだっ――」」


「ダメだよ!」

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