《MUMEI》

「――…協力者!?」


「はい――…。

…貴女には未だ話していませんでしたが……キラには、必ず“死神”という存在が憑いています。」


「――…死神…!?」


「そうです。デスノートをキラに託した死神です。」


「そんな非現実的なものが、この世に存在すると言うの?」


「はい……。非現実的なデスノートが存在するのと同じように、死神もまた、この世に存在するのです。」


「――――……。」



信じられないといった表情で佇むドラミを他所に、ニアは淡々と話し始めた。


「…死神の姿は、キラ以外の人間には見えず、またその声も聞こえません。」



そう言ってホワイトボードのキーワードに視線を移す…。

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