《MUMEI》

「2つの代償…、何が代償になるの?」


「喚びだした代償は分からない、契約の代償はお前で決めろ。」


「契約の代償は、あとで良い?」


「まぁいきなり言われても分からないよな、良いだろうちゃんと決めておけよ。」


子供は頷いた。


「ねぇ、何でも言うこと聞いてくれるんだよね?」


「あぁ。何でもな。」


「じゃあここいる人の記憶を消して。」

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