《MUMEI》
記憶喪失
―――イ、ユイ

声がする。聞いたことのある声。
その声が聞こえた時に眠っているのに気が付いた。


目を開けると私は知らないところにいた。
「ここは病院だよ」
優しい声の女のお医者さんだった。

「事故にあったの覚えてないの?」
「あの………誰ですか?」
「私、美香だよ……やっぱり覚えてないよね……」
「仕方ないよ………」
「……どういうことですか?」

「あなたは……事故にあったの」
「事故?」
「車にはねられてね………
それでそのせいで記憶が…………」

記憶喪失なんだ……

でもなんで悲しくないんだろう………
家族や友達のことも忘れたのに………
なんかやだよ………

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