《MUMEI》

激動の一日の裏で起きていた謎が、次々と明らかになってゆく――…。



ニアは白いルークの駒を手に取ると、キングを守るビショップの斜め前に置いた。



―――…ビショップ(死神)…。


―――…キング(キラ)を守りし者…?



ドラミはチェス盤に展開された、この事件の縮図のような局面に、思わず呟いた…。



「いえ……その死神に限って言えば、キラを守護するような存在ではありません…。」


「どういう意味…?」


「その死神がデスノートを人間にもたらす目的は、謎に包まれているのです…。


…死神とは……時にキラに付き従い……また時には自らの主であるキラの命をも奪う…。


まったく掴み処の無い存在なのです…。」

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