《MUMEI》

すると子猫はボンっと音と共に、白い煙に包まれた。


「何?」


煙はすぐに止み、子猫がいた所には白い大虎がいた。


「なんで虎?」


『私は霊、怨念が強いほど霊は変化することが出来るんだ。

貴様も同じように、首を噛み斬ってやる!』


子猫が変化した虎は、ましろに飛びかかり大きな口を開けた。


「あっ!」

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