《MUMEI》

それは一瞬だった。


虎はましろの首に噛みつき、一瞬で首を噛み斬った。


"ビシャー"


ましろの首から大量の血が噴き出し、白い虎は赤く染まっていった。


その口にはましろの顔を加えていた。


血がポタポタ垂れていた。


しかし加えていたのは、ほんの少しでましろの顔を飲み込んだ。


食べ終わると虎から、元の小さな猫に戻った。

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