《MUMEI》

「キャッ嫌っ!こっち来ないで!私虫嫌い!」


雪羽の机の端にうじ虫がいた。


「ましろちゃん、助けて!」


雪羽は震えながら言った。


「私も…虫は…ダメ…なんだよ…。」


ましろはおどおどしながら言った。


うじ虫
気持ち悪い…


「ましろちゃ…ん…。」


雪羽は、少し泣いていた。

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