《MUMEI》

ましろは、お風呂場に向かった。


お風呂


ましろは全身を何回も何回も洗った。


頭も何回も何回も洗った。


とにかく、
全身に残る
虫の感覚を…
消したかった…


それと同時に
虫で汚れた体を
綺麗にしたかった…


言ったでしょ…


虫は
好きになれないって…

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