《MUMEI》

焼却炉の火を調節した校長先生も、いつの間にかいなくなっていた。


ましろは、焼却炉の中にゴミ袋をいれた。


焼却炉の中は、ここから良く見えるほどすごい勢いで燃えていた。


すると先生が近づいてきた。


「原中さん、今日はありがとうね。それとお疲れ様。」


「いえ、私は罰を受けただけですよ。」


「うんそうね、でもありがとう、もう帰っていいわよ。」


「あ、はい。お疲れ様でした。」

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