《MUMEI》

先生は、ましろを焼却炉の前まで運んだ。


先生の顔を見るとは、口から涎が垂れている。


それは
獲物を手に入れた
肉食動物に見えた


「先生…。」


先生は、ニヤリと笑った。


「こんがり焼けた方が好きなんだ。」


ましろは鳥肌がたった。


「原中さん…。美味しく焼きあがってね…。」

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