《MUMEI》

K高校は、K大学の付属の高校である。

あたしがK高校へ転校してきた時は、一般受験を考えて猛勉強していたが、何故か3年になってからは一般を諦め、内部推薦の道を選んだ。

内部推薦の試験は、もうすぐ行われる。

その試験の面接で、文化祭に顔を出したことをアピールすれば、少しは点が上がるかもしれない。

それに高校最後の文化祭だ。

もうちょっと楽しみたい。


K大学は、高校から歩いて1分ほどのところにある。


12時になり、当番の時間が終わると、あたしとユキは元気よく廊下へ出た。



「アキー!!!ユキー!!!」


あたしとユキの名前を呼びながら、向こうから走ってくるメイド姿の女の子。


「……エナ。何その格好」

「お姫さまだよっ」

『メイドだろ』


エナは我が道をゆく女の子だ。


「わたし達これから大学の文化祭行くの。エナも行く?」

「行くーっ!じゃあ着替えてくるね!」


校舎の前でしばらく待つと、制服姿のエナが出てきた。

『じゃあ行こっか!』

3人が揃った所で、あたし達は大学へ向かった。

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