《MUMEI》

大学の敷地内に入ると、さっそく声をかけられた。

「おわー!JKじゃんっ!チョコバナナいらない!?」

チョコバナナを3本持った太った男がニコニコしながら言う。

その迫力に負け、さっそくチョコバナナを購入。

丁度お昼時でお腹がすいていたところだった。

チョコバナナを食べながら歩くと、色んな人達が目に映った。


宣伝する人、される人。
友達と歩く人。
カップルで歩く人。
着ぐるみを着てる人。

まさに文化祭という感じ。


『…懐かしいなぁ』

つい、思っていた事をそのまま口にしてしまった。

「アキは、2年ぶりなんだっけ?」

『うん、去年は転校と重なっちゃって出られなかったんだ』

「高1の…前の学校のときの文化祭は楽しかった?」


『うん!!…?楽しかった…かな?』

「どうしたの?」

『いや…あんまり思い出せなくて…確か楽しかったはずだけど……あはは、おばあちゃんみたいだねっ』

「なんだそりゃ!あはは!」

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