《MUMEI》

「えぇ!なんで!」


「たぶん私を喚び出した代償だろう。」


「記憶が代償になったってことか。」


「あぁ。」


「ラルンはこれからどうするんだ?」


「こいつと一緒にいる。」


「なんで?帰っても良いんじゃないの?」


「そうもいかない、こいつから契約の代償を貰ってないからな。」


「こいつじゃない塁羅。」

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