《MUMEI》

「11年で子供というものは、大きく成長するんだな。」


「そうだよ、あの塁羅についてる首輪、俺が作ったものって言ってるけど、そのうち塁羅も不信に思う時があるだろうね。」


「その時は、お前がなんとか誤魔化せば良いだろ?

もうそろそろ、ゾンビ倒して良いんじゃないのか?」


「うん、いいよ。データも取れたみたいだし。」


壁に寄りかかっていたラルンは、ちゃんと立った。

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