《MUMEI》 「――…そんな、大事なことを何故いままで教えてくれなかったの…?」 ドラミは一抹の寂しさを堪えながらニアに尋ねた。 「話したところで到底信じて貰えないと思ったからです。 …未来の科学技術の粋を集めて生まれたドラミさんの場合は特に――…。 …ですから貴女がデスノートの恐ろしさを肌で感じてから話そうと考えたまでですよ…。」 ニアは平然と言ってのけると、思わずドラミの表情が曇る――…。 ―――…その情報をもっと早く得ていたら… …今と結果は違っていたかもしれない…。 …スネオさんと武さんとジャイ子ちゃんは助かったかもしれない…。 ドラミは悔しそうに目を閉じて、ニアの秘密主義を恨めしく思った――…。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |