《MUMEI》
点と線
積み残されていた謎が、次々と明らかになってゆく――…。



点のようにバラバラだったそれらの謎は、互いに結びつき、着実にキラへの包囲網となって狭まっていった。



「だいぶ明らかになってきましたね…?」


ニアは黒いナイトの駒をキングの守備に回しながら言った。



「でも――…

…それでもまだ納得いかない点があるの…。」



「何でしょう――…?」




「スネオさんのママを石化の呪いから解いたのは死神で、それはキラの差し金――…

そして――…警察に通報し、私をテロリストに仕立て上げたのもキラ本人だと思うんだけど――…

…何故わざわざそんな面倒なことをする必要があったの…?」

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