《MUMEI》 「それは、キラが持ち駒を使い果たしたからでしょう。」 「駒?……使い果たす…って?」 「以前、申し上げたように、キラが貴女を仕留めるための道具に使うのは、貴女を知る人物――… …かつ、キラ自身が顔と名前を知る人物です。 …この条件にあてはまる人間は、既に大方死んでしまいました…。 …ただ一人を除いて………。」 「キラが私を殺すための道具として使える人間が、すべて死んでいなくなったから、次に警察を利用した――…と?」 「その通りです。 …ドラミさんにテロリストという凶悪な容疑をかければ、警察も相応の装備を用意して駆けつける筈です…。」 「テロ制圧のために拳銃を携帯したりってことね?」 前へ |次へ |
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