《MUMEI》

「それは、キラが持ち駒を使い果たしたからでしょう。」



「駒?……使い果たす…って?」



「以前、申し上げたように、キラが貴女を仕留めるための道具に使うのは、貴女を知る人物――…

…かつ、キラ自身が顔と名前を知る人物です。


…この条件にあてはまる人間は、既に大方死んでしまいました…。

…ただ一人を除いて………。」



「キラが私を殺すための道具として使える人間が、すべて死んでいなくなったから、次に警察を利用した――…と?」



「その通りです。

…ドラミさんにテロリストという凶悪な容疑をかければ、警察も相応の装備を用意して駆けつける筈です…。」



「テロ制圧のために拳銃を携帯したりってことね?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫