《MUMEI》
合宿最終日
「起きろ〜い!!」


「んぁ…


翔太さん…


あと2時間…」


「ば〜ろ!!


2時間後には試合たろ〜が!!


とっとと着替えろ!!」


「だぁ〜い…」


合宿最終日。


今日は、西条高校との試合。


これが合宿の締めくくり。


どれだけ実力が上がったのか、


試合をして実感してもらおうか。


ま、


向こうもそれなりに仕上げてきてると思うけど。


「いただきま〜す。」


朝飯食べて、


アップだ。


西条はぶっちゃけ弱い。


ただ勝つ為に色んなことを仕掛けてくる姿勢は嫌いじゃない。


全力で勝ちに行く。


それは僕も同じ。


試合する以上、


勝つか負けるしかない。


負けたいと思うやつなんていないだろ。


勝つ為にできることをする。


そう考える相手ってだけで、


試合をする意味は十分にあるだろ。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫