|
《MUMEI》 ｢先生どうすんすか？｣ ｢えっと…｣ ｢…まずスタメン。｣ ｢そっ、 そうだな。 スタメンは、いつもと同じでいこう。｣ ｢あ〜い。｣ ｢おいおいおい!! おめ〜らクロさんがいね〜からって抜いてんじゃね〜ぞ!!｣ ｢はっ、はい!!｣ 指揮を取るのが安本だと聞き、 一気に緊張の糸が切れた選手たち。 翔太の一言で、 気合いを入れ直した。 ｢翔太さんは指示出してくんないんすか？｣ ｢俺はダメ。 クロさんがダメだってさ。 ま、今日のとこはこの人で我慢しとけ。｣ ｢はぁ…｣ ｢ため息つくなため息。 …しょうがない。 指示は出せね〜けどよ。｣ ｢？｣ ｢盛り上げてやるよ。｣ ｢え？｣ ｢円陣組め〜。｣ ｢…!! なるほどっす。｣ ｢早くしろ。｣ ｢あ〜い。｣ ｢…｣ 円陣を組む赤高。 ｢さて… 1回勝った相手だ。｣ ｢はい。｣ ｢抜かるなよ？｣ ｢おす!!｣ ｢しゃ〜!!行くぞ!!｣ ｢おぅ!!｣ 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |