《MUMEI》

「オレの大切な人だぞ!」


「ええ?では…お妃候補ですか?それはメデタイですね〜!お披露目パーティーをせねばっ!」


…ちょっ、ちょっと待って下さい、俺、お妃にはなれませんから…


「イエティ…まだ早いよ(笑)その内になっ、凛!」
そう言って、俺を抱き締める、カイル。


「……」
無言の抗議の眼差しを向ける俺。


「カイル様〜それでは、私はここで失礼します。」


腕の中で、ジタバタする俺を押さえながら、カイルは煌に返事した。


「おう、シオンにヨロシクな!その内凛と逢いに行くから。」


煌は、笑って頷いた。

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