《MUMEI》
死神の独り言 2
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―――…その頃…。


―――…日本時間、午後11時頃……


―――…東京都・練馬区…。



のび太とドラえもんが住んでいた街を一望に見下ろす、学校の裏山の一本杉のてっぺんで――…



…死神は新月をバックに梢(こづえ)に佇み、夜の街を見下ろしていた――…。



死神……リュークは独り言を好む――…。



「…今回のキラは、オレよりも死神らしいぜ…。


…まったく……あんな鬼畜にはなりたくないもんだ…」



デスノートと出会うまで、大切な存在だった筈の友人達を次々に手にかけてゆくキラの残虐非道ぶりに、流石の死神も些か閉口したようだ…。

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