《MUMEI》 どこでも窓=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* ニアの部屋から見える森の木々が、吹き付ける嵐に揺らいでいた。 キラとの決着をつける刻が近づいてくる――…。 二人は来るべき時に備え、静かに心を落ち着かせていた。 「あとは直接キラを問い唯して、確証を得るだけですね…。」 「簡単なことよ…。 …これさえ有ればね…。」 ドラミは、ニアの目前にウラオモテックスをかざした。 ニアは無表情ながらも呆れた溜め息を洩らす――… 「ふっ……。 …つくづく貴女が味方で良かったと思いますよ…。」 「あら…それはお互い様よ…。」 前へ |次へ |
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