《MUMEI》
どこでも窓
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ニアの部屋から見える森の木々が、吹き付ける嵐に揺らいでいた。



キラとの決着をつける刻が近づいてくる――…。



二人は来るべき時に備え、静かに心を落ち着かせていた。



「あとは直接キラを問い唯して、確証を得るだけですね…。」



「簡単なことよ…。

…これさえ有ればね…。」


ドラミは、ニアの目前にウラオモテックスをかざした。



ニアは無表情ながらも呆れた溜め息を洩らす――…


「ふっ……。

…つくづく貴女が味方で良かったと思いますよ…。」



「あら…それはお互い様よ…。」

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