《MUMEI》 幸君は満足したのか子供のほうへ歩いていった。 ナオは私を不思議そうに暫く見つめていたが、私は何も言わなかった。 私達がお客さんに声をかけつづけていると、着ぐるみを脱いだ幸君が風船を持ってやってきた 「風船欲しい?」 幸君はナオに聞いた 「えっくれんの」 ナオは目をキラキラさせたが 「やだ、のいにやる(笑)」 と、私に手渡した 私はムカッときていたため、その風船で幸君の頭を殴った。 前へ |次へ |
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