《MUMEI》

作業を終え、挨拶をし終えると、私は幸君に何も言わずに、外へと出た。

ナオが追い掛けてきて、「私の親、車で迎えにくるから、一緒に乗ってこ?」
私はナオの提案に従った


ナオの親が迎えにきた
「こんにちは、おばさんよろしくお願いします」
私は笑顔で、言ったが、内心笑顔が引き攣っていないか心配だった。

車に乗りこんでから10分もたたないうちに、幸君からメールがきた
『お疲れ様(^-^)』
私はメールをする気分ではなかったが、無視はいけないと、メールを返した
『そっちもね』

私にしては、そっけないメールだったと思うが、面倒なのと幸君への苛々で絵文字を付けることをしなかった。

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