《MUMEI》

「な、7M84cm」


黄色いジャージをきたおじさんが驚きながら記録を発表した。


……自己新…記録?


俺は自覚するのに時間がかかった。


そして、


「うっしゃあっ!!」


「うぉおっ!!」


俺とメンバーはほぼ同時に歓声の声を上げていた。


「やったじゃん!颯馬!!」


「やっぱり凄いなぁ、颯馬君!!」


「先輩さすがです!!」

次々と黄色い声が俺に浴びせられる。


この結果で大丈夫だろう。


俺の脳裏に事前に考えて置いた、ある企みが蘇る。


ある一人の恐ろしく無機質な目が俺に向けられているとは知らずに……

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