《MUMEI》 煌の素顔「煌さま〜お茶をお持ちしますね。」 「あ…シオン、足元…気を…」 煌が言い終わらない内に、ズデ〜ン!と派手に転ぶ、シオン。 「大丈夫か!シオン。」 「はい…すみません、わたくし…。シュン…」 項垂れるシオン。 「まあ〜ったく、シオンは僕のポーカーフェイスを崩す天才だな〜!」 煌は、シオンにだけ見せる、彼本来の素顔で言った。 「シオン!」 煌は、意地悪そうに笑い、シオンの手を取った。 「僕は、お茶なんかより〜シオンが食べたいよ。いただきます♪」 「煌さま…あの…うっ…ん…ふっ…」 煌は、シオンの唇を塞いだ。 満月が見えないように〜キチンとカーテンを引いた部屋からは、煌とシオンの愛する音が響いていた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |