《MUMEI》 「では、この窓を潜って日本へ行っ――…」 以外とせっかちに事を急ぐニアだったが――… 「そうしたいところなんだけど、生憎この窓の扉は開かないから、窓の向こうと行き来はできないわ。 …あくまで景色を映し出すだけよ。」 以外と融通の効かない秘密道具に、ニアの目論見は一蹴される。 「それじゃあ、どうやってウラオモテックスを出来杉に貼るのですか…?」 「うーん……それは後で考えるわ…。」 そう言ってドラミは窓枠を運び始めた。 前へ |次へ |
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