《MUMEI》
「は〜、観念して実家かけるか」
「そうだな、…人刺したんだし…、な…、あ…、もう誤んなよ…」
「うん……」
最後の一かけらを口にほうり込むと、惇もほぼ同時に食べ終えた。
もしかしたら俺のペースに合わせてくれてゆっくり食べてたのかもしれない。
ちらりとそう考えたが、わざわざ口に出す事でもないかと思い、俺は煙草に火をつけた。
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